よく言われる胃腸の不調とは
などを指します。
原因としては
などがあげられます。
内臓の不調にも鍼灸治療は効果があります。
なぜ内臓の不調で鍼ができるのか?
人の身体のシステムとして、
・体性内臓反射 と
・内臓体性反射というものがあります。
皮膚や筋肉や骨などになにかの刺激があった場合、内臓の機能や動きに変化がおこります。
(例)背中の筋肉(胃の裏)が凝るなと思ったら、最近食べ過ぎて胃がつかれていた。
足のツボを刺激したらお腹が鳴った。など
内臓になにかの異変が起こった場合に、体の表面(筋肉、皮膚)などに筋緊張や痛み硬さになって現れることがあります。
(例) 心筋梗塞の初期に胸や肩に放散痛が出る。
虫垂炎などの腹痛時に腹筋がカチカチになる(筋性防御)などです。
鍼灸治療は内臓などに癌、その他の病変がなかった場合の不調を整えることができます。
背中の筋肉などを鍼で緩めてあげることにより、
関連している臓器の働きを亢進、または抑制することができます。(体性内臓反射)
また東洋医学でいうところの消化などを主る経絡は胃、脾で主に下肢にある経絡が関係します。
有名なツボで足三里というツボがあります。
松尾芭蕉も読んだ中にも登場する健脚で知られたツボです。
足三里だけでなく内臓に関わるツボ(経穴)は無数にあります。
鍼、温灸器により胃経、脾経などの患者様それぞれの症状にあった経穴を鍼灸師が選択し、施術します。
骨格のバランスを整える事で、腹腔内の臓器の位置が正しい状態になり
腹腔内臓器の働きが良くなります。
当院の症例では、主訴が他にある方でも
「治療を始めてから便秘がなくなりました。」と言われる事がよくあります。
鍼灸治療と骨格矯正を組み合わせることで、より良い状態に近づけます。