痛風は、核酸を構成するプリン体の最終代謝産物である尿酸が、
血中で過ぎた飽和状態になり、針状の結晶(尿酸ナトリウム塩)を形成して
関節の軟部組織に沈着する結晶誘発性関節炎の事を言います。
尿酸産生の亢進や腎臓からの排泄低下による高尿酸血症から発症します。
尿酸の沈着場所によっては、痛風結節・痛風腎・尿路結石を合併します。
圧倒的に男性に多い症状です。
症状
拇趾中足趾節関節をはじめとする単関節での突然の激痛を伴う腫脹、発赤、熱感が主な症状です。
初回は1週間ほどで寛解することが多いですが、
数カ月から数年後に再発し、その後は発現頻度、発症部位、寛解までの期間の
すべてが増加する傾向にあります。
発作は、飲酒・過労・ストレス・過度の運動・薬による尿酸コントロールの初期に
誘発されることがあります。
診断条件
次のABCのいずれかを満たす場合は急性通風性関節炎の診断がおります。
A 関節駅に尿酸塩結晶がある
B 痛風結節中に尿酸塩結晶がある
C 下記の12項目中6項目に該当する
1.急性関節炎の反復
2.1日以内で極限に達する炎症
3.単関節炎発作
4.関節の発赤
5.拇趾中足趾節関節の疼痛または腫脹
6.片側の拇趾中足趾節関節の発作
7.片側の足根骨間関節の発作
8.痛風結節の疑い
9.高尿酸血症
10.関節の非対称性軟部組織の腫脹
11.びらんのない骨皮質下の嚢胞
12.関節液から細菌が培養されない
痛風発作の好発部位
①足の親指の付け根(初回発作の約75%以上がここ)
②アキレス腱・踵などの足関節
③膝関節
痛風発作が起こった時は患部を冷やし安静にするのが1番です。
当然アルコールを禁止し、水分を十分に摂取して、
尿量を2.000㎖/日以上を維持する必要があります。
大部分のプリン体は、食事ではなく体内由来なので
食事の過度の制限は不要であることが多いので
きちんと確認しましょう。
生活習慣の見直しが治療をすることと同じくらい大切なので
しっかりやりましょう。
【当院の治療】
骨盤を中心に足首、太腿、背骨、鎖骨などその方の原因となる歪みを改善することにより改善されている方も多いです。
もちろん痛くない姿勢改善、骨盤矯正ですので、ご年配の方やお子様も安心して治療を受ける事が出来ます。
また他にも片寄った筋肉のバランスを整えるマッサージ治療、より奥の筋肉を刺激出来る電気治療器、超音波による治療を行います。
完治に必要な体幹のトレーニングが出来る最新のEMSなど様々な治療がありますので、来られた患者様それぞれの症状に合わせた治療プランを提案させて頂きます!